リモートワーク案件を探す苦労

エンジニアがリモートワークの案件を探す際に苦労するのが、理想的な待遇を手に入れることだ。
案件自体は豊富になってきているため、業務内容の観点からは自分の興味やスキルに合っているものが見つかりやすくなってきた。
しかし、その待遇について見てみると、不満が生じてしまうことが多い。

企業の中にはまだリモートワークが浸透していないところが多く、正社員では全く行われていない企業も多く見られる。
フリーランスのエンジニアを雇う際に試しにリモートワークを導入してみようと考えているケースも少なくない。
結果としてどの程度の待遇を準備すべきかがよく理解できておらず、交渉が必要になるケースが多いのが現状だ。

リモートワークの案件では、自宅などで働くためにかかる固定費分はクライアント側が負担すべきだと考えるのが妥当だ。
その分を報酬に上乗せする形にするか、別枠にして支給するかはケースバイケースだが、その手当を考慮した待遇にしてもらうために交渉が必要になりやすい。
その交渉が難航してしまうことも多く、諦めるか別の案件を探すかで悩まされることもある。

リモートワークを活用するケースが増えていけば、このような状況は改善されると期待できる。
しかし、現状として試行錯誤段階にある企業が多いことからエンジニアが交渉で苦労しがちになっている。
当面はリモートワークを希望する限り、避けて通れないことだと留意しておかなければならない。